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連載

月刊「美容界」2016年12月号

連載 BA Community ~美容組合がやっています~ vol.54
学校教育とサロン現場の融合から労働条件改善を目的とする生産性向上まで討論は広範囲に及んだ

学校教育とサロン現場の融合から労働条件改善を目的とする生産性向上まで討論は広範囲に及んだ

第5回BA東京美容サミット
「美容師の育成」について美容学校と
美容サロンが立場を超えて意見を交わす

10月12日㈬ 午後7時
美容会館TBホール
(東京都渋谷区)

5回目を迎えたBA東京美容サミットのテーマは「美容師育成」。最大の問題点として美容師の離職率の高さが討議された。育成というと、学校教育とサロンにおける現場教育に二分されるが、離職を防ぐためには学校とサロンが育成について密接な協力関係を構築する必要性が指摘された。

学校と現場の距離を縮めるには

 パネルディスカッションでは、全体テーマ「これからの業界における美容師育成とは?」について①養成施設での教育とサロン実務について②労働環境と実態について、という二つの観点から意見が取り交わされた。
 理美容学校側からは、「今の高校は大学進学だけを重視し専門学校への進学は排除される方向性を向いている」という現状が報告された。
 サロン側からは、「労働条件の改善、とくに社会保険の導入は不可欠であることは認識していながらも、現実としては経営的に困難である」との実情が吐露された。
 高い離職率の原因の一つとして両者が口を揃えたのは学校教育とサロン現場に大きなギャップが存在していること。特に理美容学校が2年制となりインターン制度が廃止されてから、生徒がサロンワークの実態を知る機会が減り、就職してから「こんなはずではなかった」と離職に拍車がかかるとの認識だ。
 今後、2年制の中で学校とサロンが接近するために、サロン現場で実習する時間をできる限り増やす可能性を探る、という方向に収束して、今回のサミットは閉会した。

パネリスト/
山中 祥弘(ハリウッドビューティ専門学校理事長)
窪田多美子(窪田理容美容専門学校理事長)
大澤 克喜(窪田理容美容専門学校教務課長)
渡辺真由美(国際理容美容専門学校教頭)
森永 泰恵(㈱オールビューティ社編集統括執行役員)
志太しおん(日本アイリスト協会代表理事)
芳賀 光弘(㈱ビューティシオン代表取締役)
渡邊 雅美(㈲サロンドユーウ代表取締役)

コーディネーター/
金内光信(BA東京理事長)

オブザーバー/
因幡有紀 (東京美容国民健康保険組合理事長)

BA東京/
菅谷茂樹(BA東京副理事長):閉会挨拶
中村 章(同・副理事長):パネリスト紹介
福島吉功(同・副理事長):開会挨拶
村橋哲矢(同・専務理事):テーマ説明
太田文雄(同・常務理事):司会

国家試験・教育制度・労働環境それぞれの問題点について発言してほしいと挨拶するBA東京・金内光信理事長

国家試験・教育制度・労働環境それぞれの問題点について発言してほしいと挨拶するBA東京・金内光信理事長

BA東京&東京美容家集団 第101回TMモード伝達講習会
テーマは「Innovation」 

 BA東京(金内光信理事長)は東京美容家集団(TBA/福島吉範会長)と連携し、10月6日㈭午後7時より東京都渋谷区の美容会館において「第101回トップマスターズモード(TMモード)伝達講習会」を開催した。9月6日㈫に岡山市で開催された「第101回TMモード発表会」(主催:全日本美容講師会)を受けての開催。例年、発表会後に美容組合の各単組と講師会が連携し、47都道府県で「伝達講習会」が開かれサロンワークに活用されている。
 今回の総合テーマは「Innovation」。ヘア部門ではモードスタイル2点と普及スタイル「Taste Mix」6点、帯結び部門では創作帯結び「うらら」「天恵」が発表された。
 東京は、今年のTMモードを手がけた創作メンバー12名のうち、ヘア部門2名、帯結び部門2名を擁していることから、伝達講習会でも101TMモードのコンセプト・魅力をストレートに伝えることができた。

ヘア部門は森本公子氏(右)と里巴氏の創作メンバーが担当した

ヘア部門は森本公子氏(右)と里巴氏の創作メンバーが担当した

帯結び部門は福元和見氏(左から2番目)と鈴木由喜枝氏の創作メンバーが披露した

帯結び部門は福元和見氏(左から2番目)と鈴木由喜枝氏の創作メンバーが披露した